女将歳時記~釣り釜~

暦では啓蟄に移り、いよいよやってくる春の嬉しさが込み上げてきます(*^-^)
しかし、花粉が舞ってるので、杉花粉に弱い私としては複雑ですが…

お茶のお稽古では釣り釜の登場です。
釣り釜は春を感じる3月頃、天井から吊るした釜を使います。
春の風を感じるようにゆ~らゆ~ら揺れる釜が何とも優雅です。
ま、そんな事も感じる余裕も無く、一年に一度や二度としか出てこないお道具を前にあたふたするのはお決まりで、初めて聞くような顔をしている私達に先生も呆れておられます。

日本には四季があり、それにともない二十四節気、七十二候と5日程の移ろいに名前がつけられ、具体的に感じる事が出来ます。

釣り釜が一年に一度や二度ほどしか出てこないのと同じく、私達料理旅館も、年中行事やお節句の飾り物、お花、献立、室礼も本当に短い時間で移り変わっていきます。

贅沢でもあり、豊かでもあり…

一年中食べることの出来る物が多くなって季節感がなくなってきた!とよく言われます。
季節感がなぜ大事なのか…
これは深いことです。
食べるものなら、その季節に出来る物には栄養豊富で、体に取り込む意味があります。

四季のある日本にそういう物がたくさんあることに少し敏感になり、なぜ今これが出てくるのか…?考えて暮らせたなら優しい気持ちになれる気がします。

先人が整えてくれた季節感。
物が豊富にあった訳ではないのに、本当によく考えられている。
心が豊かだったんだな…💕
DSC_4000.JPG
お稽古の後片付けをしながら思ったのでした。

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