女将歳時記~初釜~
皮肉なことにスケジュールを心配する事なく行けました♥️初釜。
お濃茶は無く、お薄だけの例外お茶事。
でも、今年もお稽古が出来る喜びを感じ、着物を着てその場に居合わせる事が出来る事に感謝しました。

お稽古茶事ですので、いつも通り先生からの檄がとびます(; ̄ー ̄A
この年になってもまだ叱ってもらえる人がいて下さるとは有難いと思ってます。
お茶事が終わり、「はい、もう気楽に…」とおみかんを手に、もうすぐ御年101才の先生がお茶をやりだした昔の話をして下さいました。
相当厳しいお稽古だったとのお話し等…
しかし、先生はは「ふ~ん、日本のお稽古とはこんなものなのか、あーでこーでとは言ってくれず、叱られて叱られて、自分で悟りわからす。」
まさに、昔の修行と言うものも、仕事もそんのものだったのでしょう。
そこから一生懸命努力されて52年程。
お茶一筋。
本当に尊敬します。
「ほんま、叱られたおしたえ~」と言われてました。
「一回言われたことは絶対二度と言われへんようにした」ともよく話して下さいます。
その積み重ねで今があるのですものね。
人並外れた努力とご苦労があったのだと察します。
昨日、最後に…
「そやさかい、叱られて凹んでるようではどんなこともできひんえ。
最初は何にも出来ひんでも、やってたらそのうち何とかなるわいさ。
さ、そういうことや。」と。
私は、《そのうち何とかなるわいさ》という言葉に涙が出そうになりました。
辛い時や、上手くいかない時、やる気がでない時、絶望にさいなまれる時、人生には容赦なくマイナス的な事がたくさんやってきます。
でも、くじけること無く些細でも努力を積み重ねていたら、塵も積もれば山となる!そのうち光がさして、その努力が実る時がくる。
自分を、信じて、諦めず前に!
上を向いて生きましょう❣️
コロナ禍、心身ともに疲れた私に沁みた先生のお言葉と初釜でした。
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